ボトックスの効果はいつから？

ボトックスの持続期間

・ボトックスについて
ボトックスとは、ボツリヌス菌のことです。
ボツリヌス菌には筋肉を抑制する働きがあり、昔から医療現場で使われるようになりました。
眼瞼けいれんなどの症状を改善する治療で用いられる場合は、保険がききます。
ただし美容目的の場合は、自由診療となるので注意して下さい。
「筋肉を止める」となると危険な香りが漂うものの、正しくは脳から伝達される筋肉を動かす信号を抑えることです。
信号を抑えることで筋肉を固定し、シワをできにくくする働きがあります。
なお美容目的で使われるボトックスには、毒は一切含まれていません。
毒素は分解されているので、体に取り入れても大丈夫です。

・ボトックスの効果はいつから？
ボトックスを用いた美容方法を用いると、いつから効果が出てくるのでしょうか。
こればかりは人にもよれば、ボトックスを用いた箇所にもよるので一概に断言はできません。
あくまでも目安になりますが、目元や額であれば3日〜2週間で効果は出るでしょう。
エラであれば1ヶ月、ワキであれば2週間前後が目安です。
例えば「来週に特別なイベントがあるからボトックスでシワをなくしたい」としても、少し難しくなるでしょう。
不可能ではないものの、1週間でシワが確実になくなる保障はできません。
確実にシワをなくすのならば、2週間前に手を打つことをオススメします。

・ボトックス注射にかかる期間は？
ではボトックス注射にかかる時間は、どういうものでしょうか。
何処の箇所にどのくらいの量を打つかにもよりますが、よほど大量に打ち込まない限りは、スグに終わります。
日帰りも可能で、顔にボトックスをうちこんでも、化粧をしてそのまま家に帰ることができます。
痛みはあまりなく、チクッと感じるだけです。
「注射で打ち込む」とはいうものの、使用される注射はかなり細いものです。
ただ痛みに弱い人にとっては、少し痛みを感じるかもしれません。
もし不安があるのならば、事前に担当医まで相談するようにして下さい。

・ボトックスはどこでも受けられるものではない
気をつけていただきたいのは、ボトックスはどこの美容クリニックでも受けられる訳ではないことです。
ボトックスは気軽に受けられる美容クリニックですが、副作用がなく確実に効果を出すにはテクニックが求められます。
当然ですが求められるテクニックは、一朝一夕で簡単に身に着けられるものではありません。
厚生労働省が認可しているボトックスを使用しているかどうか、ボトックス注射に関する実績があるかどうかをしっかり見極めて下さい。
ボトックスは副作用が出にくいものですが、間違った使い方をするととんでもないことになるからです。