ボトックスの効果持続期間とは?

ボトックスの持続効果期間について詳しく解説!

・ボトックスとは?

ボトックスとは、ボツリヌス菌のことです。
ボツリヌス菌は、食中毒のニュースで一度は聞いたことがあるかとおもいます。
人体に最も有毒なもので、下手をすると命を落としかねません。
しかし「毒」であると、誰が決めたのでしょうか。
毒は確かに恐ろしいものですが、使い方次第によっては薬にもなります。

例えばベラドンナです。
ヨーロッパ地方に見られる多年草ですが、非常に強い毒性を秘めています。
葉の表面を触るだけでかぶれが起こるほどです。
体内に入れると嘔吐などの症状を引き起こし、場合によっては命を落とすこともありえます。
しかし一方で、痙攣を抑える薬や農薬中毒を解毒する働きもベラドンナには兼ね備えています。
どんなに危険な毒物でも、使い方によっては役に立つ優れものになってくれるのです。

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ボツリヌス菌は毒だけど薬にもなる

ボツリヌス菌も同じです。
食中毒を引き起こすやっかいなものですが、食中毒を起こすのは何万単位のボツリヌス菌が体に一気に入った時だけです。
美容クリニックで使用されるボツリヌス菌の場合は、1回につき10〜100単位しか入れることはありません。
そもそも美容クリニック以外でも、1970年代から眼科や神経内科の治療として使われてきたものです。
もし本当にボトックス治療で命を落とした人がいれば、とうの昔に法律で使用が禁止されているはずです。

ボトックスの基本的な効果

ボトックスの基本的な効果としては、局所的に筋肉の動きを止めます。
筋肉の動きを止めると、表情シワが目立たなくなる効果があります。
また顔のラインをスッキリさせるためにも、ボトックスは役に経ってくれるでしょう。
他にも足痩せや、ワキガをシャットダウンするのにも効果的です。

ボトックスは半永久的には続かない

ボトックスを注射したからとはいえ、半永久的に効果が続くわけではありません。
効果を持続させるには、周期的に施術を受ける必要があります。
ただし、永遠に効果が続かないからと毎日ボトックスを入れるのはオススメできません。
ボトックスを体に取り入れすぎると、副作用が起こるからです。
よく言われる副作用としては痙攣ですが、状態が酷くなると歩行困難に陥る場合があります。
でもボトックスの効果が切れるタイミングを見計らって注入すれば、副作用の心配はまずないでしょう。
また、体質的に体に合わずに副作用になる場合もあります。
もし不安に感じるのなら、担当医に相談するようにして下さい。

ボトックスの効果が持続する期間は?

では、ボトックスの効果はどのくらいから効果が出始めるのでしょうか。
こればかりは“何処に”ボトックスを注入したのか、どのぐらいの量を注入したのかによって変わるので、一概に断定することはできません。
ただ一般論としては、2日〜3日後に効果が出始めます。
傾向としては、生まれて初めてのボトックスになると効果は出やすいです。
状態が安定するのは、およそ2週間です。
ただシェイプアップ目的のボトックスであれば、効果実感には1ヶ月はかかるでしょう。
ボトックスを打ち込んだからとはいえ、ある日突然スッキリ細くなる訳ではないのです。

ボトックスの効果持続期間としては、3〜4ヶ月あたりが目安です。
シェイプアップ目的でボトックスを利用していたのなら、4〜6ヶ月の期間は持続するでしょう。
ではボトックスの打つ量を増やせば、効果持続の期間は増えるのでしょうか。
先に答えを述べると、無意味です。
量が多ければ効果が持続するという、そんな単純なものではないのです。

ボトックスを持続させる方法

ボトックスの効果を持続させる方法は、効果が切れるタイミングを見計らって継続するしかありません。
持続期間は3ヶ月〜4ヶ月になるので、施術を受けてから3ヶ月後に訪れることです。
ただ大人気クリニックとなると、予約を取るだけでも難しくなります。
そろそろボトックスが切れる頃だと3ヶ月後に予約をしても、「3ヶ月予約待ち」になってしまうことも十分に考えられます。
もしボトックス注射の継続を考えているのなら、施術を受けたその日に予約を入れた方が良いかもしれません。
ただし予約のルールは、クリニックによって違います。
もし「予約は1ヶ月先まで」とルールで決められている所ならば、首を長くして待って頂くしかないでしょう。
予約についてはネットであれこれ調べるよりも、直接美容クリニックに問い合わせた方が確実です。

ボトックスの効果が切れたら?

ではタイミングを見誤って美容クリニックに行きそびれた場合どうなってしまうのかというと、特に何も起こりません。
例えばシワ取りでボトックスを入れて効果が切れても、切れた途端にしわくちゃの顔になるわけではないのです。
しかし年月が経つと、シワは目立ってきます。
これはなにもボトックスが入っても入ってなくても、「時間」という抗えない現象によるものです。
時間に抵抗する術はないものの、ある程度遅らせることは可能です。
人にもよるので断定はできませんが、時間に抵抗したいのなら3ヶ月に1回のボトックスを受けることをおすすめします。
ボトックスをうてばうつほど、効果は持続すると言います。